Vol.43 髙橋 桜子 39回生
1.今の自分(自己紹介?職業紹介)
中学、高校の6年間を共立女子第二中高で過ごし、中学1年生からお世話になっている国語科ご担当の恩師の影響で「国語」の楽しさに魅了され、卒業後は学習院大学文学部日本語日本文学科へ進学しました。専攻は中世や近代文学です。大学生の時には、共立女子第二中高で教育実習も経験させていただきました。その後は、そのまま学習院大学に就職し、学生対応や、教授の先生方のサポートをする職務に携わり、現在は、理美容分野の専門学校である国際文化学園ではたらいています。奨学金事務がおもな仕事のため、学生と関わる時間が多く、理美容のプロフェッショナルを目指す学生と毎日を過ごしています。大好きな「学校」という場で学生たちと過ごせる仕事に、大変やりがいを感じています。
教員免許を取得したり、職場として「学校」を選ぶ理由は、言うまでもなく、共立女子第二中高で過ごした思い出深い6年間が土台になっています。
2.共立女子第二中高時代の思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと
大切な友人
「あのときの体育祭、あんなことがあったよね~」、「修学旅行、本当に楽しかったよね、またみんなを誘って2回目の修学旅行、行っちゃおうかぁ!」
実はこの会話、卒業後に同級生たちとよくする会話です。中高6年間の思い出は、何といっても、毎日を共に過ごした大切な友人たちとの日常です。なにげない日常ですが、ともに笑い、悩み、時には喧嘩もしましたが、卒業して約10年経つ今でも、たくさんの友人と親交を深める機会があります。
社会人になって感じることですが、お互いの感情を共有し、思いやりをもって相手のことを考えられること、また、その中で自分の意見をきちんと伝えられることは、基本的なことではありますが、社会に出て極めて重要なことであると思います。それを知らずのうちに獲得していたのは、先生と生徒、生徒同士の信頼関係が成り立っていた環境があったからだと思います。
先生方の工夫がたっぷりの授業
日々の授業についても、多くの思い出があります。先生方は、一回の授業をとても大切にしてくださり、生徒の「気づきの瞬間」をたくさん作って下さいました。教科書を追うだけでなく、先生方がお持ちの知識を結びつけて授業を進めて下さるので、とても記憶に残りやすい勉強方法だったように思います。先述した通り、私は大学で近代文学を主に専攻しましたが、これは中高6年間の国語の授業が非常に印象に残り、「これをもっと勉強してみたい!」と思ったからです。何となく大学を決める場合が多い時代ですが、少なくとも私の周りの同級生は、共立での学校生活から得た「これを勉強してみたい」という気持ちで進路を決めています。生徒の好奇心をくすぐってくれる先生方の授業も大切な思い出です。
3.受験生へのメッセージ
共立女子第二中学校高等学校は、あなたの人生の選択肢をどこまでも拡げるチャンスを与えてくれる場所です。自分が目指す進路に必要な勉強もしっかりと指導頂けますし、その他にも、自分が人生において大切にすべきものを発見できる契機があります。きっとあなたも6年間、3年間の学校生活で、自分なりの人生の土台が見つかるはずです。
是非、共立女子第二中学高等学校で楽しい時間を過ごし、たくさんの成功、失敗を経験してほしいと思います。
4.この学校の良さを、ひと言で表現すると…
何ごとにも素直に取り組み、喜びあい、悲しみあうことのできる「誠実」さ、生涯を豊かにしてくれる教養をおしみなく学ぶことのできる「勤勉」さ、そして何より、親身に寄り添ってくれる先生方、何にも代えがたい、かけがえのない友との縁を卒業後も大切にできる「友愛」。
校訓である「誠実?勤勉?友愛」は、まさしく共立生だけにあたえられる“三本の矢”であるように思います。
5.プロフィール
2011年3月 共立女子第二高等学校 卒業
2015年3月 学習院大学 文学部 日本語日本文学科 卒業
2015年4月 学習院大学 文学部事務室 入職
現在は、国際文化学園勤務中