vol.71 内山祐衣奈 50回生
1.今の自分(自己紹介?職業紹介)
私は現在、大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)に在学し、SDGsや環境問題、国際問題について学んでいます。APUは、世界100カ国以上から集まった国際学生が全学生の約50%を占めるグローバルな大学です。授業は日本語と英語で行われ、さらにアジア太平洋地域の6言語も学ぶことができます。私自身は、大学1年時に韓国語と中国語を履修し、2年時には韓国と中国にそれぞれ半年間留学しました。この経験を通じて、異文化理解の重要性を実感しています。また、大学入学後は「高校生のドリームメーカー」としてオープンキャンパスの企画?運営を行う学生団体に所属し、大学生活の魅力を高校生に伝える活動をしてきました。団体活動では、日英両言語でのミーティングを通じて、異なる文化背景を持つメンバーとのチームワークの難しさを学びました。このように、グローバルな環境での学びと活動を通して、国際的な視野を広げています。
-
2.共立女子第二中高時代の感想、思い出、学校の良さや受験生に伝えたいこと。
中高6年間という青春を共立女子第二中学校?高等学校で過ごせたことは、今の私の基盤を築いた重要な時期だったと感じています。特に、共立女子第二での英語学習とターム留学の経験は、大学入学後の私に大きな影響を与えました。
共立女子第二では、教育熱心な日本人の英語教師と、ゲーム感覚で楽しく授業をしてくださる2人のネイティブ教師に6年間お世話になりました。英語の授業では、リーディングやライティングだけでなく、リスニングとスピーキング能力をも向上させる4技能型のカリキュラムが実践されていました。この基盤のおかげで、現在学んでいる韓国語や中国語の学習にも、共立女子第二で身につけた言語学習法を応用できています。
また、中学時代に培った英語の基礎を活かし、高校1年生の3学期にはターム留学でニュージーランドに行くという貴重な機会を得ました。実際に外国で英語を使う経験は、自分の実力を試す場となり、その後の学習課題を明確にするきっかけにもなりました。さらに、単に英語を学ぶだけではなく、自分が外国人という「マイノリティ」になる感覚を体験したり、言語や文化を超えた人とのつながりを実感したりすることができました。この経験を通じて、自分自身のコミュニケーション能力や未知の世界へ挑戦する勇気といった強みを改めて確認することができました。
これらの経験は大学生活にも活かされています。例えば、大学のオープンキャンパスを運営する学生団体に所属し、国際学生とともに1000人を超える高校生や保護者への対応を経験したり、韓国と中国への留学中には、現地の常連のお店のオーナーに日本の炊飯器の使い方を教えたりなど(笑)、異文化の中で充実した日々を過ごしました。
充実した英語の授業を提供してくださった先生方、そしてターム留学という貴重な経験を与えてくださった共立女子第二に、心から感謝しています。九州の大学に進学したため同級生と再会する機会は少なくなりましたが、半年から一年に一度集まり、個性的な先生方や楽しかった思い出について語り合っています。時には英語の授業で習った物語を暗唱して笑い合うこともあります。私だけでなく、同級生も「共立女子第二に通ってよかった」と口を揃えて話しており、この学校で過ごした日々が私たちにとってかけがえのないものであったと実感しています。
3.受験生へのメッセージ
「この学校でやっていけるかな?」「友達ができるかな?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、大切なのは、その道をどう楽しんでいくかです。想像とは違う道にも意外な楽しみが待っていることがあります。なので、ぜひ進路選びでは「楽しそうか」ではなく「楽しめそうか」で考えてみてください。皆さんは無限大の可能性を秘めており、共立女子第二はその可能性を広げてくれる学校です。今一度、共立女子第二中学校高等学校で「楽しめそうか」考えてみてください!
4.この学校の良さを、ひと言で表現すると…
可能性に溢れた青春時代を支えてくれる学校
5.二高卒業後のプロフィール
2020年 ニュージーランドへターム留学
2022年3月 共立女子第二中学校高等学校 卒業
2022年4月 立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部 入学
2023年 韓国(釜山)と中国(広州)へ留学
2024年現在 立命館アジア太平洋大学 在学中