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更新日:2025年09月29日
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【学長ブログ】第4回 夏休みの思い出―教職員の夏合宿―
世間一般には、大学の先生は夏休みが長くていいなぁと思われているのではないかと思いますが、調査研究に出かけたり、研究データを整理したり、論文を執筆したり、実験室にこもったりと、長期休暇の期間にしかできないことに集中的に取り組んでいることが多く、のんびりと休んでいるという感じはありません。
本学では、3年前から夏休みを利用して「教学マネジメントに関するSD研修会」を1泊2日で実施しています。一昨年が長野、去年が富山で、今年は金沢で、32名の教職員が参加して行われました。SD研修会は多くの大学で実施していますが、オフキャンパスの宿泊で実施している大学はあまりないのではないかと思います。
わざわざ大学の外で泊りがけでしなくてもという考えもあるかもしれませんが、環境を変えて行うことにも大きな意味があると思っています。
寝食を共にし、いろいろなコミュニケーションを取らざるを得ない状況になることで、大学内では話すこともなかった人と話す機会が持てたり、お互いの考え方の違いや、仕事以外の新たな面を発見したりということがあり、大学にもどってからの仕事にも好影響をもたらすように思います。
今回の研修では、SWOT分析やマグネットテーブルを行いましたが、学部?科を超えた情報交換や教員と職員の問題意識の共有など、本学の規模だからこそできる密なコミュニケーションが取れたのではないかと思います。
グループワークの様子
マグネットテーブル
研修の締めとして、生成AIを活用したふりかえりを行いました。各自今回の研修で印象に残ったことをAIのプロンプトに入力して、AIに感想をまとめてもらうというものです。自分が感じている感想とは異なる結果が出たという方もいましたが、私の場合は、なかなかぴったりする感覚でした。
AIのまとめは「この感じは【本音が安心して交わされる場から生まれる、希望と挑戦が重なり合った解決への手応え】という感じである」というものでした。
この感じを持ちつつ、後期以降の学長業務に取り組んでいけたらいいなと思っています。