日本文化?表現コース「文学とことばの卒業セミナー（咲本先生クラス）」では、2022年8月30日から2泊3日で京都へ研究旅行に行きました。

古典文学を専攻し『源氏物語』宇治十帖を輪読してきたセミナー生たちは、作品理解をより深めるため、特に源氏物語の舞台となった地を中心に巡っていきました。

1日目は京都御所?平安神宮などを訪れ、歴史的な建造物と美しい庭園に心奪われる充実したひとときを過ごしました。平安神宮神苑?平安の苑では、古典文学に登場する数多くの草木に囲まれ、物語の世界に入り込んだような感覚を味わいました。

　　　　　　【国の重要文化財にも指定されている応天門の鮮やかな丹塗りに圧倒されました...！】

2日目は午前に下鴨神社?上賀茂神社、午後に清水寺を訪れ、咲本先生のガイドのもと、源氏物語ゆかりの地を巡りました。また、京都市と市観光協会が7月から9月にかけて「源氏の重宝」と「世界遺産」をテーマとした文化財特別公開を実施しており、下鴨神社では本殿?大炊殿?秀穂舎、上賀茂神社では本殿?権殿を拝観することができました。

　　 　　　 【下鴨神社にて水みくじ体験】　　　　　　　　　     【清水の舞台にて集合写真を撮影?】

最終日である3日目は宇治周辺を中心に、平等院鳳凰堂?宇治神社?宇治上神社?源氏物語ミュージアムを訪れました。

源氏物語ミュージアムでは、オリジナル映像作品「浮舟」の上映会や六条院の模型といった様々な展示があり、セミナー生たちの興味津々な様子が印象的でした。

見たり聞いたり触れたり、体験型の学びを通して源氏物語の世界観に浸りながら楽しく学習することができました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　【源氏物語ミュージアムにて】

2泊3日という短い期間ではありましたが、古典文学作品に登場する名所へ実際に足を運び、その地でしか得られない学びや経験を得ることができたのではないでしょうか。

卒業論文の執筆へ向けた知識だけではなく、先生との親睦、セミナー生同士の交流も深まるとても有意義な研究旅行となりました。

（ライター：日文助手　寺田?堀澤、監修：咲本）

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