更新日:2016年04月10日
文芸メディア専修
受験生へのメッセージ(福田 收)
(卒業アルバムより)
研究専門分野ですが、大学?大学院と一貫して現代ドイツ哲学(主にM.ハイデガー)を研究してきました。ところが、人間の認知構造「als構造」を現象学的に研究していくうちに、当時の人工知能分野へのアプローチが必要となり、コンピュータサイエンスつまり情報科学を学ぶこととなり、最終的には、世界規模的データベースたるインターネットに接続したコンピュータをメディア論的に考察する電子メディア論が射程に入ったというわけです。
近々の著作物(共著)としては右のものがあります。本学の「情報基礎」のテキスト用に編んだものですが、情報科学の基礎と、ワープロ?表計算?プレゼンテーションソフトの活用方法に加え、著作権?個人情報とプライバシー?SNSリテラシーについて具体的に詳しく記述しているので、SNSを頻繁に利用する皆さん一般にも、テキストとしてではなく広く読んでいただきたいと思っています。
北国育ちのため、冬はごく当たり前のようにスケートに馴染んできました。実は、現在フィギュアスケート部の顧問?監督をしています。新横浜スケートセンターをホームリンクとし、大滝牧人インストラクターにコーチをお願いしています。大体、活動は毎週末1回、月に4回程度、OGの方々にも来ていただいて、部員一同楽しく練習滑走しています。
写真は2015年1月、主な部員と新年会を兼ねた初滑走(都内の某リンク)の様子です。
(各部員からは掲載許諾を得ています。)
小学校以来、何かに急かされるように脇目も振らず、周囲と同じであることを強要されながら走ってきて、ようやく今、4年あるいは2年という人生のなかで最長の穏やかで落ち着いた自由時間を手中にしようとしている皆さん。たった18年の勉強内容で、その後の人生が決定されると考えるのは、あまりにも虚しくありませんか。偏差値による学歴社会なんて、一部の考え方にすぎません。人間は、死ぬまで付き合っていなかければならないのは自分自身にほかならないのです。つまり君たちにとって一番大切な問題は、大学あるいは短大時代に、そんな自分にいったい何を投資するか、という自己投資の問題であって、それによってこそ、その後の人生が豊かなものとなり得るのではないでしょうか。だから私たちは、君たちと一緒に歩きながら、君たちの自己投資を考えていきたいと思っています。
動画はこちらからどうぞ。