更新日:2023年01月16日
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【文芸学部】文化領域?福嶋伸洋准教授が第8回日本翻訳大賞を受賞しました
文芸学部文化領域の福嶋伸洋准教授が、『星の時』福嶋伸洋訳、クラリッセ?リスペクトル作(河出書房新社)にて、日本翻訳大賞を受賞
されました。7月9日には受賞を記念して、受賞者による音楽付き朗読会、トークショーを含む授賞式が三鷹Y’sホールにて開催されました。
以下、福嶋先生のコメントです。
初めて外国語に惹かれたのは、十三歳でビートルズの音楽に出会ったときでした。高校生の頃、小沢健二さんが書いた、英語で
爽やかな韻を踏んだ歌を聴いて、東京に憧れ、東大を目指そうと思い立ちました。十八歳のときには、駒場で柴田元幸先生の
「翻訳論」の授業を受けていました(柴田先生が小沢さんの恩師だったと知ったのは、ずっとあとになってからでした)。
その後、ビートルズと並んで好きだったボサノヴァを深く知りたいと思い、ポルトガル語を学び、ブラジルを目指しました。
四半世紀前に「翻訳論」を受けていた自分のあどけない背中に向かって、「こんな賞をもらったよ」と無言で語りかけています。
そして、「その教壇に立っているのは小沢健二さんの先生だった人だよ」と教えてあげたいです。
<関連リンク>
日本翻訳大賞公式HP
https://besttranslationaward.wordpress.com/
河出書房新社公式HP
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309208190/