9/25(水)に第８回リーダーシップ開発研究セミナーが開催されました。今回は、「大学生の学びと成長から考える『女性とリーダーシップ』」をテーマに、立命館大学の河井亨先生にご登壇していただきました。

　セミナーでは、最初に河井先生の講演と学生へのインタビューが行われました。続いて、参加者同士の対話があり、最後に質疑応答と感想の共有が行われました。

　河井先生は、最近のリーダーシップの潮流である批判理論[1]についてお話しされました。この理論では、多様性が重要であり、さまざまな声が尊重される環境を作ることが求められています。特にジェンダーの視点からは、多様な背景を持つ学生の声を引き出し、彼らが自分の経験を共有できる場を提供することが重要です。

　今回のセミナーでは、実際に学生の声を引き出すインタビューも行われました。河井先生のご質問から、学生たちは自分についてしっかりと話すことができました。インタビューを受けた学生の声を紹介します。

「自分を振り返る良い機会になりました。残りの半期も周りとの関係を大切にしながら学びを深めたいです。」（文芸学部4年 K.Y.）

「自分自身について考える場をいただき、感謝しています。今後の課題を見つけることができました。」（ビジネス学部2年 M.T.）

　インタビュー後は、大学教員や学生などの参加者がグループに分かれて講演やインタビュー内容について議論しました。最後の振り返りでは河井先生への質問やセミナー全体への感想が共有されました。質疑応答も熱心に行われて、セミナーは盛況のうちに終了いたしました。

【河井亨先生の近著のご紹介】

　河井先生たちが翻訳された著作では、批判理論について学ぶことができます。

「リーダーシップはみんなのもの―フェミニズムから考える女性とリーダーシップ―」

https://www.nakanishiya.co.jp/book/b10092398.html

ジュリー?E?オーウェン 著　和栗百恵?泉谷道子?河井亨 訳