Faculty of business
更新日:2025年10月01日
その他
2025年度ビジネス学部キャリア支援サマーキャンプを実施しました。
ビジネス学部では2年生を対象に、キャリア形成を考えることを目的にサマーキャンプを実施しています。5回目となる今年は、9月17日、客員教授を務める坪井純子氏(キリンHD㈱取締役副社長)、第1期生OG、マイナビ㈱をお迎えして、3部構成で実施されました。
第1部では、坪井純子客員教授による講演「未来を担う皆さんへ~失敗から学び、自分らしい“強み”を磨く~」が行われ、学生にエールが送られました。
坪井教授は、人間固有の価値として「問いを立てる力」「意思決定の力」「構想力」を挙げ、AIが合理的判断を代替し得る一方で、リスクを伴う決断や価値観に基づく選択は人間にしか担えないことを強調されました。VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の状況下では、リベラルアーツ的?哲学的基盤を持つことが不可欠であり、失敗からの学びを自己の強みに変えていくこと、タイパ?コスパとは次元の異なる尺度で人間的な深み、余白を持つことの大切さを示されました。また、リーダーシップの本質を「本質を見抜く力」「共感する心」「率先して行動する勇気」の三位一体にあると強調され、「共立リーダーシップ」に通じる考えを披露されました。さらに、仕事を「行動」「成果」「意義」という三層で捉えることの意義が示され、社会的意味づけを伴う職務遂行が自己成長に直結することを説明されました。ご自身の経験をもとに、学生に対し、「学び続ける覚悟と挑戦する勇気」を持ち、多様性と失敗を恐れないキャリア形成を目指すようエールを送られました。
第2部では、社会人2年目となる第1期卒業生3名を招き、現在の仕事内容、労働環境(労働時間、有給取得、給与等)の満足度、就活内容、仕事をしていくうえで役立っている学生時代の経験(ゼミ?授業)等について赤裸々に語ってもらいました。
また第3部は、マイナビによる就活の現状と将来予想の説明、適性診断の実施と結果の活用方法などがレクチャーされ、就職活動の基本となる自己分析と企業研究の方法の第一歩を理解してもらいました。