Faculty of Nursing
更新日:2022年11月02日
授業紹介
【看護学部】1年生がバイタルサイン測定の技術を演習で学びました
「ヘルスアセスメント論」の目標は、看護において系統的なフィジカルアセスメントを実施できることです。今回は、対象の健康状態を把握するために必要なバイタルサイン測定の技術を学びました。
バイタルサインとは人間が生きている状態を示す徴候であり、バイタルサイン測定は対象の健康状態を把握するために重要な基本的技術です。今回は、体温、脈拍、血圧、呼吸の測定方法を学びました。
演習の前半は、最初に学生同士で橈骨動脈、上腕動脈を探し出し目印をつけ、正しい位置を教員が確認します【写真1】。次に看護師役と患者役で、正確に脈拍測定ができることを目指します。続いて正確な腋窩体温の測定ができたら、脈拍と同時に患者役の学生に悟られないように呼吸数を測定します【写真2】。
演習の後半は、触診法と聴診法による血圧測定です【写真3】。動画や担当教員のデモンストレーションを参考に技術練習をしました。前回の授業で血圧計の操作を学習していますが、実施となると思うようにできず悪戦苦闘します。練習を積み少しずつ正確な測定ができるようになったところで、二人同時に音が聴ける聴診器を使って、客観的に測定値を確かめました。
最後は、患者役の学生に羞恥心や苦痛に配慮しながら、一連のバイタルサインを測定します【写真4.5】。その後、ディスカッションを通して体験した学びを共有し、それぞれ自己の課題を明確にしました。
今後バイタルサイン測定の技術試験を予定しています。これから課題が達成できるよう何度も繰り返し練習を行い、技術の定着を目指します。
(基礎看護学領域)