Faculty of Nursing
更新日:2022年11月25日
授業紹介
【看護学部】1年生がガウンテクニックを演習で学びました
医療支援技術論Ⅰで、医療用ガウンの着用と脱ぎ方の技術を実施しました。
ガウンテクニックとは、感染から患者や医療者を守るための技術です。ウイルスや細菌で汚染されているエリアに入るとき、感染しやすい状態の患者のベッドサイドに行くときに必要となる技術です。
1年生は、前期の授業で、標準予防策の一つとして、サージカルエプロンを使用した個人用防護具(PPE)着脱の技術を学びました。今回は応用編としてガウンテクニックを使用した個人用防護具(PPE)着脱の技術を学びました。衛生的手洗い、手袋の装着、マスクの着用などすでに習った技術を使って取り組みます。
最初は自分ではできているつもりでも清潔エリアや不潔エリアが厳密に区別できず清潔なものが汚染されてしまうことがあります。演習では、学生は教員によるデモンストレーションを見学後、2人1組になり交代で実施とその技術の観察をします。学生にとって実施者には見えない後ろ手で紐を蝶結びするのは難しい手技のようです【写真1】。縦結びは、お亡くなりなった方の死装束(しにしょうぞく)になるので、横結びができない学生は別紐で練習しました。
今回は、汚染されているエリアに入ることを想定したガウンテクニックであったため、脱ぐ時はオモテ側を病原微生物が付着して不潔とみなします。目に見える汚染ではないため、清潔と不潔を意識して、厳密に区別しながら操作することが課題となります。学生は教員や観察者の技術確認を受けながら、感染しない?させない適切なガウンテクニックができるように繰り返し練習しました【写真2】。 (基礎看護学領域)
※新型コロナウィルス感染防止対策として、ガウン装着前から常時マスクを装着しています。