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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2019年01月12日

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【家政学部 被服学科】振袖の歴史に関する取材記事が全国紙に掲載されました。

 2019年1月8日の讀賣新聞の夕刊に,長崎巌教授への取材記事が掲載されました。「はじまり考」というコラム記事で,振袖の歴史などを紹介したものです。成人式や卒業式の晴れ着として定番の振袖ですが,遅くとも室町時代には登場し,江戸時代には普及したこと,元は子供や若者向けの「脇あけ」という着物がルーツで,男女の区別なく着られていたことなどの情報を提供しました。「脇あけ」は,文字通り脇の部分が大きく開いた着物だったようです。長崎教授によると,大人よりも体温が高く,激しく動き回る子供や若者が着ても脇から熱を発散させやすいように考案されたそうです。当初は,短い袖でしたが,やがて長い袖が好まれるようになり,江戸時代末期には現在と同程度の長さになったようです。

 1月には成人式があります。成人式を迎える本学の学生の多くも,振袖を着ることを楽しみにしていると思います。振袖に関する豆知識を頭に入れて式に臨んでもらえればと思い紹介しました。

図:江戸時代?元禄頃の女性雑誌から

母親と幼い弟と姉。姉弟ともに脇のあいた着物(振袖)を着ています。