更新日:2020年10月28日
その他
被服衛生学研究室に 前田 亜紀子 教授が着任されました。
毎日あたりまえに着ている被服は人だけが纏っています。とても不思議なことだと思いませんか?人が被服を着用するのは何故なのか、被服衛生学を通じて学んでいきます。被服を纏うヒトの生理?心理学的な効果と、被覆された人体と被服の間に形成される、ミクロな空間の物理学的な環境を科学的な視点で理解します。そのスタートとして、人類の起源がアフリカのサバンナであることや、被服着用により、快適=暑くもなく寒くもない、丁度いいと感じるのはどういう状態なのか理解します。そして、被服着用が人体-被服-環境という、より包括的なシステムであることに広げていきます。
被服衛生学では、ヒトの生理学、体温調節機構、被服着用時の保温性や快適性、人体の形態学、被服が与える心理学的効果について概説します。環境学概論では、気候学や環境生理学を中心に、生体恒常性維持機構について概説します。被服が環境の1つであることから、社会的問題となっている環境問題や持続可能性、SDGsについても言及します。そして私たちは現在だけでなく、よりよい未来の環境を創造していく責任があります。被服造形基礎実習、被服造形実習Ⅰで培った、ものづくりのスキルを発展させ、未来の被服について考えていきたいと思います。
1年次 | 被服造形基礎実習 | 被服造形実習Ⅰ |
3年次 | 被服衛生学 | 環境学概論 |