更新日:2021年02月13日
授業紹介
衣料管理士養成のための繊維学実験
家政学部被服学科では、所定の単位を修得かつ本学科を卒業することにより(一社)日本衣料管理協会が認定する「衣料管理士(TA: Textiles Advisor)1級」の資格が取得できます。資格を取得した多数の卒業生がファッション?アパレル業界で活躍しています。衣料管理士には、生産、流通、消費の各段階で、消費者の視点からアパレル製品を専門的にとらえる能力が求められます。そのためにはアパレル製品の性質を科学的に理解することは大変重要です。そのような知識と技能を修得する科目として「繊維学実験」があります。電子顕微鏡などの分析機器を用いた測定により、綿やポリエステルなどの繊維の形態や性質を学びます。実験で体験することにより、講義で学んだ知識をより深く理解することができます。また、アパレル製品を評価する検査機関に就職する学生も多いのですが、本授業で学修した内容や機器分析の経験は、これらのキャリアを歩む学生にとって役に立つ内容となっています。これからも科学的な知識と技能を備えた衣料管理士養成に注力してゆきます。
走査型電子顕微鏡による繊維の観察実験 |
繊維の力学的性質の測定 |