更新日:2022年11月11日
研究紹介
マイクロプラスチックに関する研究がTVで紹介されました。
被服管理学研究室が行った、“家庭洗濯から排出されるマイクロプラスチックに関する研究”が、2022年11月2日のTBS news23で紹介されました。
2030年までに達成すべき具体的な目標として、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」が2015年に国連総会で採択されてから7年になります。海洋汚染プラスチックの問題も取りざたされ、日本においても2020年7月からレジ袋が有料化され、その後もストローやスプーン、フォークなどのプラスチック製品を再利用したり、生分解性の高い材料に変えたりなど、様々な取り組みがなされています。一般に、海洋汚染の原因となるマイクロプラスチックは直径が5mm以下のものとされていますが、合成繊維で作られた衣類を洗濯したときに排出される糸くずの中には、3mm以下の細かいマイクロプラスチックも含まれています。
被服管理研究室では、家庭洗濯から排出されるマイクロプラスチックについて、2018年から研究を続けています。合成繊維100%で作られた衣類を繰り返し洗濯することで、どのくらいの量のマイクロプラスチックファイバーが排出されるのか、洗濯機付属の糸くずフィルターで、どのくらいのファイバーの流出を防ぐことができるのか、などを調べてきました。
TBS news23で紹介された画像 |
洗濯排水や海、魚、さらには人の血液中からも検出される「マイクロプラスチック」人体に影響は?|TBS NEWS DIG