更新日:2025年02月28日
研究紹介
服飾文化学会論文発表会で研究成果を発表しました。
2025年2月22日に開催された2024年度服飾文化学会論文発表会に、被服学科4年生3名(小澤舞依さん、横溝さくらさん、只熊素佳さん)による共同研究を代表し、小澤さんが参加して研究発表をしました。発表タイトルは「小袖裂の保存修復に関する研究―制作年代の判定?しわ伸ばしの数値化の試み?保存方法の提案―」です。本研究では、制作年代が不明であった古裂(個人蔵)を詳細に調査?分析し、制作年代を明らかにすると共に、修復技術者が自身の感覚を頼りに行っている加湿整形(しわ伸ばし)の技術を科学的な知見を基に数値化しました。このように、様々な角度から研究を進めていくために、被服学科では教員同士が分野を越えて協力し、学生をサポートする体制が整っています。今回の卒業研究では、保存修復の視点から田中淑江教授(被服平面造形研究室)、科学的な視点から後藤純子教授(被服管理研究室)、歴史的な視点から古川咲専任講師(染織文化研究室)が学生の指導を担当しました。
学会では他大学の先生方からご質問やご意見をいただき、これからの研究課題が明確になりました。また、情報交換会にも参加し、他大学の学生と交流する貴重な機会となりました。
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