
更新日:2025年12月17日
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繊維製品品質管理士(TES)2025年度認定審査に本学学生3名が合格しました
一般社団法人 日本衣料管理協会が実施する 繊維製品品質管理士(Textile Evaluation Specialist, TES) の2025年度認定審査(2025年7月13日実施)に、被服学科4年生2名および大学院家政学研究科被服学専攻修士2年生1名が合格しました。
繊維製品品質管理士(TES)は、繊維製品の製造?販売を担う企業と消費者をつなぐ専門家として活躍する高度資格です。多くの企業では社員の能力開発の一環として受験が推奨されており、受験者の大半を現場経験をもつ社会人が占めています。そのため学生の受験は全体の約10%にとどまり、2024年度の全体合格率は18.9%と、社会人でも資格取得に複数年を要することの多い難関資格として知られています。
審査は、繊維?製品?消費者問題に関する基礎知識を問う短答式(マークシート)試験 と、より高度な分析力?応用力を評価する記述試験によって構成されています。
短答式試験は以下の3科目、記述試験は2科目で実施されます。
短答式試験(3科目)
(1) 繊維に関する一般知識
(2) 家庭用繊維製品の製造と品質に関する知識
(3) 家庭用繊維製品の流通?消費?消費者問題に関する知識
記述試験(2科目)
?事例
?論文

合格者と繊維製品品質管理士認定証
大学院生 Y.U.さん
繊維関連企業?団体への就職を目指して受験し、2年かけて合格することができました。特に「事例」が難しく、先生方に添削していただくなど、きめ細やかなご指導のおかげで学生のうちに取得することができ、とても嬉しいです。先生方の手厚いサポートがあるため、学生のうちに取得を目指す後輩たちが増えてくれれば嬉しく思います。
4年生 S.S.さん
この度、かねてより目標としていたTESの試験に合格することができ、大変嬉しく思っております。勉強が苦手な私にとって、自主的な学習に加え、被服学ゼミナールA?Bにおいて集中的に対策した経験が、合格につながった大きな要因であったと実感しています。今回の合格を糧に、身につけた知識を実践に活かすとともに、別の試験にも挑戦するなど、さらに自分の可能性を広げていきたいと感じました。合格に至るまでにご指導いただいたすべての方々に、心より感謝申し上げます。
4年生 M.T.さん
大学在学中の目標だったため、達成できてとても嬉しいです。
事例の問題は、教材を読んで理解するしか方法がなかったため、慣れるまで時間がかかりましたが、1回目で他の科目を合格していたこともあり、集中して勉強に取り組むことができました。
授業で学んだことを資格という形にすることで、達成感や自信につなげることができました。
繊維製品品質管理士(TES)の認定審査に被服学科学生2名が合格しました。