7月19日（火曜）、国際学部の専門科目「開発経済学Ⅰ」（担当：岡部正義 准教授／開発経済学専攻）で、世界銀行（World Bank、本部：米国ワシントンD.C）Technology and Innovation Labの川嶋 雄作（かわしま ゆうさく）シニア?イノベーションオフィサーを米国からオンライン中継で臨時招聘講師としてお迎えし、「国際開発におけるTechnology & Innovation」と題する特別講義を行いました。川嶋氏には昨年度も本科目に出講いただきました。昨年度は、川嶋氏の訪日の機会を捉え、本学に来学いただき対面で講義いただきましたが、今年度は急増するコロナ感染者数などの社会情勢等に鑑み、オンライン中継となりました。オンライン授業でも、昨年度の対面講義に遜色のない充実した内容を本学学生にお話しいただきました。

オンラインで参加いただいた川嶋雄作氏

　川嶋?は、?本政府職員としてキャリアを積み、?国ハーバード?学院およびジョンズホプキンス?学院にて?政学および国際経済?融学で修?号を取得されました。?学院在学中から世界銀?での業務に従事し始め、修了後は同?Technology and Innovation Labでシニア?イノベーションオフィサーとして勤務されています。

　特別講義では、川嶋?が勤務する世界銀?とはどのような国際機関かの説明があったのち、同?が進める「??知能」（AI）の開発?普及と「イノベーション」の創成を?指した諸業務について、実務の観点から詳しく講じていただきました。加えて、本学学部?の将来のキャリア構築に資するよう、ご??の学?時代や?本政府?世界銀?での経験についてもお話いただきました。政府機関で働くこと、?学院で学ぶこと、そして国際機関で働くことなどについて、学?にとって刺激に満ちた講話を展開していただきました。

　講義内および講義後のリフレクションシートを通じて、学?による質疑?意?交換も盛んにおこなわれ、世界銀?での業務の詳細や、AIの?般的なイメージと本講義で得た知識との関係、川嶋?が担っているAIモデル開発の進め方といった点について、本学部学?の関?が寄せられました。さらに、学?の時期に失敗を恐れず挑戦することの大切さ、周囲の??による挑戦するための環境づくりの重要性、グローバルな国際機関で働く際に直?する諸問題、日本と海外の勤務環境で感じるジェンダー差など、同氏がキャリア構築のために重要と考えるテーマについても、学?から活発な質問が寄せられ、講師との対話が展開しました。

　技術?新を通じて発展途上国地域における新しい社会構築を支援する世界銀?の川嶋?の活動について、今年度もまた、学?が深く実感をともなって学修する好機となり、受講した学?も?い満?度と学びの実感を?しました。

オンライン中継の特別講義を熱心に聞く学生の様子