Study abroad in Winnipeg, Canada

M.K.さん(現3年生)　

留学先：ウィニペグ大学（カナダ）

留学期間：2023/04/01～2023/09/20

 

①留学までの準備（留学先選びなど）

　カナダは多民族国家であり、様々な国の文化に触れることができると思い、留学先に決めました。特にウィニペグは、あまり大きい都市ではありませんが、120カ国の国籍の人が住んでいると言われていて、異文化交流に特に興味があった私を後押ししました。
　私は、元々半年間の留学予定でしたが、プログラムの都合上半年を数日過ぎてしまうため、ビザの取得が必要でした。ですが、ビザの取得が遅れ出発予定日時を過ぎてしまうことが確定したため、ELP（英語プログラム English Language Program）の総括の方とメールでやりとりをし、参加日時をずらしてもらうことになりました。
　実際に、プログラムに参加してわかったことですが、プログラムの開始日時と修了日時は確定しているものの、個人の都合によりプログラムの途中から参加した人、あるいは早めに修了した人などもいて、割と連絡さえすれば融通がきくプログラムの印象でした。

　さらに、オンラインで授業を受けることもでき、私は、プログラムの参加に遅れてしまっていた分、日本でオンラインで授業に数日参加していました。連絡した際の返信は比較的早めに返ってくる印象だったので、留学先での不安があれば迷わずELP総括の担当者に連絡することをおすすめします。

 

②留学先での語学授業、とくに印象に残ったこと、力を入れたこと

　まず一番初めに印象に残ったこととしては、英語の訛りです。前項で書いた通りウィニペグは、特に多くの民族や文化が共存する地域です。私自身英語の訛りへの認識が浅く、対策が不十分だったため、はじめは全く聞き取れずにとても悩みました。こういった英語の訛りを聞き取れるようになるには、ただ英語の勉強をするだけではなく、YouTubeなどを活用してネイティブイングリッシュ以外の英語に少しでも触れることが一つの対策になると思います。ですが、反対に様々な英語に触れることで、英語は思っているより、自由な言語だと感じることができました。日本の教育からして、英文法に囚われがちな部分もあると思いますが、表現は多様であり英語をコミュニケーションツールとして使うことで、見えてくる英語の楽しさがありました。
　また、大学も年齢問わずいろいろな国籍の人が学んでいるので、ぜひELPの生徒に限らず実際の大学生にも積極的に声をかけて交流を深めていってほしいと思います。　
　プログラムは日本と違い、主に話す、聞くが主になってきます。特にプレゼンテーションはスクリプトを見ないことが評価対象になります。ここでスクリプトを見ずにみんなの前でプレゼンテーションを練習することでかなり自信がつきました。

③授業以外、仲間やホストファミリーなどとの思い出

　授業以外での生活は様々でした。友達といろいろな場所を散策したり、プログラムの長期休みには韓国人の友達とアメリカのシアトル、バンクーバーに旅行しました。旅行中ずっと英語だったのでかなり疲れましたが、本当にとてもいい経験になりました。また、トロントに２泊３日で一人旅行にも行きました。旅行は、自分の英語力にも自信を持てるきっかけになるのでおすすめです。さらに私自身、一人の時間も大切なので、一人で散歩したり勉強する時間も意識的にとっていました。また、私はホームステイではなく寮を選択していたので、寮でできた友達とお話ししたり、寮の友達の友達に会う機会もあり交流を広げていました。

 

 

④留学の成果を帰国後どのように生かしているか、活かしたいか

 　留学は英語力だけでなく、自分の弱いところとも真正面から向き合うきっかけになります。留学に行かなければ、自分のことをここまで考えることはなかったと、今になって思います。私は、自分が意外に内向的なところがあることに気づきました。さらに言えば、英語をどれだけ自分が好きかということにも気づけました。どんなに辛いことがあっても英語の勉強をやめることはせず、辛いことも乗り越えたことが私の今回の留学の中で一つの大きな達成点であり、留学の意義だと思っています。

　帰国後は、英語を話す機会が多い鎌倉のゲストハウスで、従業員やお客様と英語で会話や接客をしています。就職活動では、ホテル業界に絞り集中的に就職活動を進めています。TOEICの点数は、留学前のスコアに比べて170点ほど上がりました。これから留学を考えている人は、人と比べず自分を大切に考えて留学先で生活してほしいです。友達や家族、大切な人と離れ、自分のスキルアップのために住み慣れた国から出ることは、誰もができる決断ではないです。慣れない土地で辛いことを乗り越えることもあなたのスキルアップに欠かせないものです。