Faculty of International Studies
更新日:2024年04月10日
授業紹介
【国際学部】海外研究旅行(スペイン)を実施しました
「国際事情?フィールドワーク」の授業の一環として、国際学部の石井久生先生の企画および引率で、2024年2月7日(水)から17日(土)の11日間でスペインへの研究旅行をおこないました。国際学部、文芸学部、ビジネス学部に加え、国際学研究科(大学院生)の総勢20名の学生が参加しました。
今回の研究旅行の目的は、スペイン語以外に各地固有の言語を公用語と定めるカタルーニャ州、ナバラ州、バスク州、ガリシア州など各地を巡り、地域文化を大切に守る地元の人々の生活などを観察し、スペイン国内各地域の独自性?固有性を実体験することで、多文化国家スペインの実像を理解することです。また、バルセロナからイベリア半島の北部を西に貫くサンティアゴ巡礼路である「カタルーニャの道」に沿って各地のカトリックの遺産を巡りながら移動していく中で、キリスト教の伝統が根付く人々の暮らしを観察し、宗教的な面からも文化の多様性についても理解を深めることを目的としました。
学生の皆さん、最初のバルセロナでは緊張していた様子ですが、他の街では教員や助手の助けなしに果敢に行動し、デウスト大学でも現地学生と積極的に交流することができました。現地に溶け込み地元の人々と交流することはフィールドワークの基本ですが、それを見事に実践できた皆さんは立派です。
以下、参加学生の研究旅行の感想、お気に入りの場所について一部を紹介します。
スペイン研修旅行では、一生行けなかったであろう都市を東から西へ、思う存分回ることができた。
都会から田舎まで、各所のバルを巡り、たくさんの人のなかでもみくちゃにされながら夜ご飯を食べる時間が、スペインに溶け込んでいるようで、とても楽しい時間だった。たくさんのバルの中でも、3日目にあたる、2 月9 日の夜に訪れたパンプローナ “Bar GAUCHO” は帰国してからも思い出すほど、料理もお酒も美味しく、周囲の人達の喧騒も含めて一番印象に残っている。
怒涛の10 日間で、旅行中は次へ次へと新たなことに取り込むことで必死であったが、帰国して一息つき、10 日間を思い出しては、素晴らしい時間だったと浸っている。大学生活の最後の強烈な思い出になった。今回の旅を経て、近い将来の夢の1 つに、「サンティアゴ?デ?コンポステーラまでの巡礼路を歩くこと」が増えた。(国際学部4年?山本美優)
私がこの旅で最も気に入った町は「ビルバオ」である。少し歩くと現代の街並みが並び、さらにまた進むと旧市街の街並みが広がっているという新旧両方の顔を持っており、日本ではなかなか感じることが出来ない雰囲気に良さを感じた。店員や街の人々も明るく優しい人が多くいたのも印象的であり、交流会を行なったデウスト大学は、歴史を感じることが出来る建物が大学内に存在し衝撃を受けた。歴史ある大学であることがよく分かった。
(国際学部4年?松沢美咲)
気に入った場所は、サンティアゴ?デ?コンポステーラの大聖堂である。サンティアゴ巡礼の終着地であり、聖ヤコブを祭っている。主にロマネスク様式の建築物であるが、その他にも混ざっている模様。理由は、昔の人の考えを直接感じることができたためと、雰囲気が心地よく、再度来たいと思える場所であったためである。前者に関しては、教会の中心部分にある祭壇の様子が、昔の人が想像した「天国」が分かるようで、その考え方を感じられた。また、雰囲気に関しては、よく参拝に行く神社の雰囲気に似ていて、共通したものを感じた。
(国際学部3年?佐々木慧枝)
サグラダ?ファミリア | カタルーニャ音楽堂 | |
パンプローナ Bar GAUCHO | サンセバスチャン | |
ゲルニカ ゲルニカ平和博物館 | ||
ゲルニカの木とバスク議事堂 | ビルバオ?グッゲンハイム美術館 | |
デウスト大学 先生?学生の皆さんとの交流 | ||
アルタミラ博物館 | サンティアゴ?デ?コンポステーラ大聖堂 |