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国際学部

Faculty of International Studies

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国際学部ニュース詳細

更新日:2024年10月09日

学生の活動

【国際学部】学生広報委員による新任教員(ジート?サプコタ先生)へのインタビュー(日本語ver.)

 学生広報委員の3年生、品田真結子さんによる「学生広報委員による新任教員(ジート?サプコタ先生)へのインタビュー(English ver.)」の日本語ver.です。

 

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先生の研究分野は何ですか?

 私の主な研究分野は開発経済学で、特に国際開発に重点を置いています。グローバル化が私たちの生活や社会、国家にどのような影響を与えるかを研究しています。また、包括的な開発とジェンダー平等にも関心があります。



なぜその分野について研究しようと思いましたか?

 ネパールの田舎で育った私は、多くの開発課題に直面し、蔓延する差別や不平等を目の当たりにしてきました。これらの幼少期の経験は有意義な研究と教育に専念するキャリアを目指すという決断に深く影響しました。開発経済学を学ぶことで、私はこれらの問題に取り組み、より公平で公正な社会の実現に向けて努力する方法を見つけました。


    




大学の学生時代はどのように過ごしていましたか?

 興味深い質問をありがとうございます!

 振り返ってみると、大学生活はこれまでの人生で最も厳しく、また最もやりがいのある時期だったと思います。先ほども述べたように、私は高等教育の機会が乏しく、経済的支援も限られていたネパールの田舎で育ちました。大きな課題に直面しました。私の兄弟や姉妹は大学に通う機会を得ることができませんでしたが、私はその悪循環を断ち切る決意をしました。私はカトマンズに移り、家庭教師の仕事と勉強を両立させました。都会の生活に適応するのは大変でしたが、授業で得た新しい知識が自身とモチベーションを高めてくれました。

 日本で過ごした時間は私にとって大きな転機となりました。早稲田大学で国際関係学の修士号と博士号を取得するために5年間充実した時間を過ごしました。日本政府の寛大な奨学金のおかげで、経済的な心配をすることなく勉強に専念することができました。アカデミックな環境、豊富な資源、活気に満ちた日本は私に強い印象を残しました。私の教授の方々は、私の考え方に大きな影響を与え、世界中からの多くの学生と深い友情を築きました。それはすべて私の人生の中で本当に輝かしい瞬間でした。




日本の大学で教授になろうと思ったきっかけを教えてください。

 質問ありがとうございます。

 私が日本で教授になることを決めたのは、熱心で好奇心旺盛な学生と交流することで未来のリーダーを鼓舞し、学生たちの気持ちに貢献することができるからです。また、学生たちが新しいスキルを身につけ、新鮮な洞察を得て、夢を実現する姿を見るのが大好きです。生徒たちが成長し、成功する姿を見ることは、私にとって大きなやりがいです。

 同様に、私が日本を選んだのは、日本の強力な学術的伝統と教育と研究のための優れた環境を尊敬しているからです。特に共立女子大学はグローバルな視野と教育を通じて、女性の活躍推進に取り組んでいる点に魅力を感じました。



先生はネパール出身ということですが、日本とネパールで文化や習慣の違いを感じますか?

 確かに日本とネパールには文化の違いがあります。日本では時間は重視されていて、すべてが予定通りに進みます。イベントの運営、プライベートな打ち合わせなどどんなことにおいても日本は時間厳守を重視します。これは私だけでなく、多くの外国人が同じように感じると聞きます。ネパールの場合、人々は時間に対してもっとゆったりと考えています。さらに、ネパール社会では集団意識がより深く根付いているのに対し、日本社会では個人主義がより浸透しています。

 様々な違いがありますが、家族を尊重することやコミュニティ?伝統を大切にするといった価値観は共通しています。




日本または日本人のどのようなところが好きですか?

 とてもいい質問ですね!

 私は当初、2年間の短い滞在のために日本に来たのですが、時間が経つにつれて、日本社会にますます惹かれるようになりました。なぜなら、日本の文化を特徴づける敬意、規律、勤勉さが私に深く響きました。例えば、人々がお辞儀をして挨拶を交わす姿や、日々の仕事における細心の注意は、他者や仕事に対する深い敬意を反映しています。

 また、日本の技術革新と持続可能性への取り組みにも感銘を受けました。テクノロジーにおける日本の進歩や、持続可能な生活環境づくりへの努力は本当に注目するべきだと思います。最先端の技術の開発でも、環境にやさしい実践でも、日本は絶えず改善と確信に努めています。

 さらに、日本人の温かさと優しさは、ここでの私の時間を非常に前向きで豊かなものにしてくれました。私を地域社会に迎え入れてくれた親切な隣人から、絶大な支援と友情を示してくれた同僚や学生まで、日本の人々は私の経験に大きな影響を与えてくれました。彼らの寛大さと他人を助けようとする意志は、私が大いに尊敬し、感謝している点でもあります。

 私の最初の短い滞在は、素晴らしい日本社会のおかげで、より長く、より充実した旅となり、私は日本と日本人を愛し、尊敬するようになりました。



共立生にはどのような印象がありますか?

 共立女子大学の学生はモチベーションが高く、有意義な人生を送ろうと熱心です。それぞれの生徒がユニークな夢や考え方を持っていて、それは彼女たちのリアクションペーパーやクラス活動に表れています。

 同様に、私は同僚の方々も素晴らしいです。とても献身的で、学問の卓越性と個人の成長を促進する環境を育んでいます。学術機関や非学術機関、政府や民間の機関、国際的な修士機関、地元の組織など様々な組織で働いてきた私が自信をもって言えるのは、共立女子大学は私が今まで経験した中で最高の仕事であり、学習環境であることです。


        




最後に、共立生へのメッセージをお願いします。

 共立生の皆さんには、新しいスキルを身につけ、新しい知識を得ることほど力を与えてくれるものはないということを忘れないでほしいです。大学時代は皆さんの将来の基礎を築く大切な時期です。

 今あるチャンスを最大限に活用し、好奇心と強い意志をもって勉強に取り組み、自分を信じてください。みなさんは夢を実現し、世界に大きな影響を与える力を持っています。学び続け、夢を見続け、自分の限界に挑戦し続けてください。

 私は皆さんのさらなる成長と明るい未来を楽しみにしています。


インタビュー:品田真結子

 


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