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国際学部

Faculty of International Studies

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国際学部ニュース詳細

更新日:2025年07月08日

学生の活動

【国際学部】学生広報委員による先生インタビュー⑧ ~橋川先生編~

 皆さんこんにちは。広報委員会の和井田凜です。

 今回の教員インタビューでは〈先生のキャリアを通して、学生の将来のヒントに〉というテーマで、橋川俊樹先生にインタビューをしました。





Q1, 大学では何を学んでいましたか?

 筑波大学で、比較文化学類を専攻していました。

 筑波大学では、「学部」ではなく「学類」となっていて、現在でもそのようになっています。


Q2, 教員を目指そうと思ったきっかけや、キャリアの背景について教えてください。

 きっかけは大学3年の時にゼミに入り、平岡敏夫先生と出会ったことです。

 平岡先生は夏目漱石や北村透谷の専門家で、その頃から私自身、夏目漱石について研究をしています。そして夏目漱石の研究のために大学院に入りました。

 始めは、会社員や研究者になる自分ということはあまり考えてはなく、筑波大学なのだから先生になるだろうなと漠然と考えていました。4年生になって漱石についての卒論を書いたのですが、それが平岡先生にすごくウケて。修士課程に行って高校の先生になろうかなと思っていたタイミングで卒論が認められ、平岡先生に「博士も受けるのでしょう?」と聞かれ、受けるつもりはなかったのですが「はい」と答えて、落ちるだろうなと思いながら受けたら受かってしまいました。

 その後、大学院1年の時に筑波大学付属駒場中学校?高校に教育実習に行って、中学3年生を教えました。自分なりの解釈を入れたり、いろいろ工夫してやったら、生徒のウケが良かったのです。その時に、「先生」としてやっていけるなと感じました


Q3, 学生時代に力を入れていたことや、特に印象に残っているエピソードはありますか?

 映画研究会には力を入れていました。テレビの映画劇場をみて、その映画について議論するなどしていました。中々人が集まらず、盛り上がりませんでしたけどね。映画について研究的に議論を戦わせることそのものが中々難しくて、その映画の監督などについてもあまり情報がなかったりして、議論が薄くなり、自分の知識不足ということを痛感しました。楽しかったけれど、それなりに成果を上げたいと思っていましたね。

 作品で言えば、大学受験の時に見た、『タクシードライバー』という作品にはとにかく衝撃を受けました。“孤独”をテーマにしている作品で、主人公と自分がよく似ているとは思わなかったのですが、孤独感の在り方に共鳴したのかなと思います。





Q4, 教える上で意識していることはありますか? 

 授業で、アニメや映画、漫画を見せるようにしています。

 今では教室にスクリーンや映写装置があるのが当たり前になっていますが、赴任して最初の頃は多くなかったのです。大きな教室で、映像を見せられる環境を与えられたので「ここで映画を見せない手はないぞ」と思って見せるようになりました。また授業内で『耳をすませば』というジブリ作品を見せた時、異様なくらいの教室の盛り上がりを肌で感じました。この作品は中学生時代の話で、思春期の悩みが全面に出ているので、学生も共感することがあるのかなと思います。中学校、高校といった学校をテーマに教えるようになってきて、そういった時に中学生や高校生を主役にしているのは基本的に漫画、アニメが多いので有名なアニメのシーンを持ってきて教えています。学生たちが興味を持てるようなものを見せれば、授業が活性化するのでそのように意識しています。

 

Q5, 国際学部にメッセージをお願いします。 

 男性が今までやってきたことを女性もやっていくということが必要となり、その為にはリーダーシップは重要であると思います。私はリーダーシップ的なアグレッシブさは必要だと考えています。授業でも文学を教えるというよりは、女子大生に持っていてもらいたい思想や知識、感覚を身に着けてほしいです。その作品を「どう見たら、こう見える」というように、「面白いか面白くないか」以上のことを考えたり感じたりすることに意味があります。国際学部で学ぶ中で、語学が苦手だったとしても知識に対する欲望や好奇心を見つけて、それを国際的なものにどのように振り向けるのかが重要で、「良いものは良い」という感覚をもって貰えるのが理想です。そのためにはまず知識と量が必要です。他人が良いと言っているから自分も良いのだろうと思うことはあまり良くないです。そういった人は“自分”がないのですから。“自分”がないとリーダーシップを発揮することは難しいです。だからこそ、自分を確立することが大切で、私たち教員はそれを考えたり実行したりするための手伝いが出来ればよいと思っています。



  


 1991年に共立に赴任されてから、今年で35年目となる橋川先生。

 共立の変化を感じながら、どのように学生に教えていくか工夫してくださっている姿が印象的でした。“自分”を持ち、好きなことや興味のあることを大切にしていくことがキャリアを形成していく中でヒントとなると感じました。

 “自分”を確立することの重要性、先生の映画や文学作品への愛、好きなことを仕事にしていらっしゃる様子がこのインタビューから少しでも伝われば嬉しいです。


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