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更新日:2024年11月21日

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【社会連携】神保町を舞台に直木賞作家らが共立講堂へ集結!11/4(月)ふるさと文学2024「鴎外?漱石?一葉の神保町」開催

神保町を舞台に直木賞作家らが共立講堂へ集結!11/4(月)ふるさと文学2024「鴎外?漱石?一葉の神保町」開催

11月4日(月)日本ペンクラブが企画監修したシンポジウム「ふるさと文学」が、共立講堂で開催されました。「ふるさと文学」は日本ペンクラブ創立80周年を機に「ふるさとよ、元気になれ!」と掲げ、スタートしたものです。これまでも近現代文学の舞台となった全国各地で開催し、作家と作品に光を当ててきました。

10回目の今回は「本の街」の神保町が舞台。「鷗外?漱石?一葉の神保町」(本の街?神保町を元気にする会主催)と題し、直木賞作家らも集結し、約1,500人の来場者へ熱い思いを語らいました。

 

「鴎外?漱石?一葉」と神保町について

鷗外は神田小川町の西周の家に下宿していたことがある。「雁」「渋江抽斎」など、神保町近辺を題材にした作品も多く、神保町に縁が深い。一葉は表神保町2番地に住んでいて、小説を書き始めたころには、師と仰ぐ半井桃水の表神保町にあった下宿に通った。そして、漱石は神田猿楽町の錦華小学校に通い、のちに駿河台の成立学舎で英語を学ぶ。東京大学予備門在学中は、猿楽町に下宿していた。「坊ちゃん」「門」「こころ」などの作品の舞台に、神保町がたびたび登場する。

会場の共立講堂

 

「鷗外?漱石?一葉の神保町」は3部構成で展開。開会では、本の街?神保町を元気にする会 亀井忠雄会長、千代田区 樋口高顕区長、本学 堀啓二学長の挨拶から始まりました。

 

 

 

第1部は作家?吉岡忍さんの脚本と演出による映像作品で、3人の文豪が生きた明治の時代性と作品の関係性を描きました。

 

第1部    映像ライブステージ  「時代は走る、私は止まる ~鷗外?漱石?ー葉が生きた夢と悪夢」

脚本  吉岡 忍  

映像  四位 雅文

語り  片岡 一郎

演奏  佐藤 久成

 

第2部では人間国宝の神田松鯉さん、俳優の中村敦夫、中井貴恵さんが3人の作品を朗読。

続く第3う部のシンポジウムには直木賞作家 京極夏彦さん、今村翔吾さん、中島京子さんが登壇。ドリアン助川さんの司会で、作品に関する思い出を披露。話題は日本人の読書離れにも及び、「本との関係性を見直す時期だ」など語らいました。

 

 

第2部    朗読

森 鷗外「護持院原の敵討」より
神田 松鯉

 

夏目 漱石「夢十夜」より
中村 敦夫


樋口 一葉「十三夜」より
中井 貴恵

 

 

第3部    シンポジウム「いま読む、 鷗外?漱石?一葉」

直木賞作家が集結 今村 翔吾 / 京極 夏彦 / 中島 京子

司会 ドリアン助川

 

 

閉会挨拶
日本ペンクラブ会長  桐野 夏生
総合司会  茶木 環
総合プロデューサー  野上 暁

 

主 催:本の街?神保町を元気にする会
後 援:千代田区、森鷗外記念館、台東区芸術文化財団(一葉記念館)、新宿区、共立女子大学?共立女子短期大学、日本近代文学館
協 力:漱石山房記念館
企画監修:一般社団法人日本ペンクラブ

 

日本ペンクラブ会長の桐野夏生さんは、大学卒業後、神保町にあった映画館、岩波ホール(2022年7月29日をもって閉館)へお勤めされており、閉会挨拶では、岩波ホールお勤め時代に出会った作家との出来事なども披露くださり観客を沸かせました。

多くの文豪達を育んできた神保町にて「鴎外?漱石?一葉の神保町」開催は大変意義深いものとなりました。

(左より)千代田区 樋口高顕区長、桐野夏生さん、堀啓二学長、本の街?神保町を元気にする会 八木壮一事務局長

 

 

共立女子大学?共立女子短期大学 社会連携センター

メール          renkei.gr@kyoritsu-wu.ac.jp

公式X         https://x.com/kyoritsu_wu_s