※本学在学中の2023年10月、内定者インタビューとして取材しました。
高校在学中から本学について先輩や先生方からお話を聞く機会が多くありました。実際にオープンキャンパスに参加してみたところ、教員と学生の距離が近く、相談がしやすい環境であることに魅力を感じました。私は将来やりたいことや就きたい職業が明確ではなかったので、ビジネスの4分野(経営?マーケティング?経済?会計)を満遍なく学ぶことができるビジネス学部を選びました。
印象に残っているのは入学時から2年生の前期まで必修科目として学んだリーダーシップの授業です。なぜなら、この授業を通して私自身が「成長できた」と実感しているからです。一般的な講義形式とは異なり、毎回の授業では5~6人のグループワークを行います。得意ではなかった自分の意見を伝えるということが、回を重ねていくにつれてその大切さを実感し、克服できるようになりました。さらに同時期にプロジェクト型学習として、クライアントからの提示課題に対して学生同士でリサーチやディスカッションに取り組みます。最終段階ではクライアントにプレゼンテーションを行い、プロセスを振り返ります。このプロジェクト型学習を通して、グループで考える力や様々な視点から物事をとらえる力の重要性に気付くことができました。
リーダーシップの授業のアシスタントとして、授業運営や進行そして後輩のサポートを主に行うラーニングアシスタント(LA)です。1年生でリーダーシップの授業を受けて、リーダーシップの魅力を伝える側に立ちたいという思いがあったことと、大学生ならではの経験をしたいという思いから挑戦しています。2年生から現在まで活動している中で、学んだことが2つあります。1つ目は自分の言葉で伝えることの難しさです。相手の視点に立って物事を考えることで、どのように伝わるのかを想像し、伝え方を工夫できるようになりました。2つ目は先輩や後輩との関わり方です。チームとして、皆で協力して1つのゴールに向かって取り組んでいくためには、先輩や後輩と積極的にコミュニケーションを取り、話し合いを重ねることが大切で、素敵なゴールにたどり着くことができました。
1年生から続けているアルバイトでは、デパートでお弁当を販売しています。始めた当初は接客することに戸惑いと緊張が解けなかったものの、時間が経つにつれて徐々に慣れていきました。常連のお客さんから声をかけてもらう機会が増えて、仕事が楽しくなっていきました。接客に慣れていなかった私が現在も接客のアルバイトを続けているのは、お客さんの笑顔を見ることが嬉しく、そのことから接客の楽しさを見出せたからです。
銀行員としてお客さまに寄り添った提案をすることが目標です。現在は金融に関する知識を習得するために、資格取得を目指して勉強中です。1つでも多くのことを吸収できるように努力し続けます。社会人になると、自ら積極的に行動していくことが大学生以上に求められると思うので、働くための知識を身につけ、インプットしたことを自らの言葉に換えてアウトプットするというサイクルを回していきます。数年後には、積んだ経験を後輩に伝える教育にも携わりたいと考えています。ラーニングアシスタントの活動で伝えることの必要性や大切さを学んだので、社会人でも同様に実践していきたいです。
入学して良かったと感じることは数えきれないほどあります。教員に相談しやすい環境や女子大ならではのアットホームな雰囲気など、学生生活を楽しく有意義に送ることができます。授業の内容は幅が広く、基礎からビジネスの4分野を深く学べることがビジネス学科の魅力です。私のように、高校生のうちにやりたいことなど将来について明確に決め切れていない人でも、大学で学びながらそれを見つけられることがビジネス学部の魅力です。また、グループワークの授業で仲間と切磋琢磨することで、よりいっそう自分を成長させてくれることがポイントです。
(2024年4月掲載)