

進学先を決める上で、「先生になりたい」という漠然とした思いがあったのですが、幼稚園と小学校どちらの先生になるかは決めきれていませんでした。その中で共立女子大学の児童学科*を知り、入学後に進路を選べる点に魅力を感じて入学を決意しました。児童学科という名前の通り、乳児期や幼児期だけでなく児童期までの子どもの発達や成長について連続的に学ぶことができ、より子どもへの理解を深められる点にも強く惹かれました。
自身の成長につながった授業として「特別支援教育?保育概論」が印象に残っています。この授業では「特別支援とは何か」「どのような配慮や環境整備が必要か」を基礎から学ぶことができました。ただ知識を取り入れるだけではなく、体験的に理解を深められる点がこの授業の特徴です。例えば、特殊なゴーグルを着用して学校内を散策することで、視覚障害のある子どもの見え方を体験し、日常のどのような点に困難を感じるのかを身をもって学びました。この経験を基に、どのような支援が必要とされるのかを学生同士で話し合い、特別支援への理解を深められました。授業を通して成長できた点は、子どもを見守る視点が備わったことです。「この子どもはどんなことに難しさやもどかしさを感じているのか」「何をしてほしいのか、あるいは何かを一緒に成し遂げたいのか」を理解する上で、「見守る」ことが重要であると気づきました。
「特別活動及び総合的な学習の時間の指導法」です。主要教科以外の特別活動や総合的な学習をテーマに、指導方法や学習の意義、適切な学習環境について詳しく学ぶことができました。中でも、私たち学生が児童になりきって話し合い活動をした経験が強く印象に残っています。自分たちが実際に活動を行うことで、教師目線だけでなく、児童目線でも活動を捉えることができました。その結果、新たな気づきや反省が得られ、教師としての声掛けの仕方などについて学生同士で共有するきっかけになりました。
千葉県の公立小学校への就職が内定しています。心も身体も大きく成長する時期にある子どもの未来を育む支えとなり、共に学び寄り添うことのできる先生を目指します。
幼稚園でのアルバイトです。もともと実習で訪れた幼稚園で、実習後にお声掛けいただき、アルバイトとして働き始めました。運動会などのイベント時や、先生がサポートを必要としている時に、年少クラスの補助を担当しています。「共立の学生さんなら大丈夫だね」と言ってもらえることが多く、大学と実習先の間に強い信頼関係があることを感じます。
親身に面倒を見てくれる先生ばかりで、日頃から「最近大丈夫?」「こんなボランティアがあるよ」と声を掛けてくださいました。実習先にも来てくださり、「困っていることはない?」と相談に乗ってくれたので、安心して実習に取り組むことができました。
私はもともと人前に立つのが苦手だったのですが、共立女子大学に入学したことでリーダーシップを身につけることができました。また児童学科では、人前で話したり授業?保育の練習をしたりする機会に恵まれ、人前に立っても堂々とした態度でいられるようになりました。自分に自信を持てるようになったので、共立女子大学に入学して本当に良かったと感じます。
*2026年4月、児童学部 児童学科に改組(設置構想中)
(2025年2月掲載)